11月(霜月)御朱印のご案内

11月は旧暦では「霜月(しもつき)」呼ばれます。
字義の通り霜が降りるようになる月という意味です。地表の温度が下がり、朝露が霜に変わる頃です。
 また、農作業を終え神楽(かぐら)を奉納することから『神楽月』とも呼ばれます。

11月は、最近ではハロウィンなどで皆さん楽しまれていますが、日本には11月23日に同じように新穀の収穫に感謝をする新嘗祭(にいなめさい)という大切な行事(お祭り)があります。
 この日は、戦後『勤労感謝の日』と制定されてしまい、今は『新嘗祭』の名前を聞くことがなくなってましたが、新嘗祭では、天皇陛下がその年の新穀、つまり新米を宮中の神殿に供え、天皇自らが口になさることで収穫への感謝をなされるというお祭りです。近年でこそお米が収穫されると、直ぐにスーパーなどに新米が並べられ誰でも口にすることが出来ますが、天皇陛下は今でもこの新嘗祭で神様に新穀をお奉りした後でないと、自ら新穀を口になされません。私たちの先人達も新嘗祭が終わるまでは新穀を食べなかったそうです。 お米を大切にしてきた我々の先人たちは、無事にお米が収穫され、神様に捧げるこの日をとても大切にしてきました。それだけお米は大切だったという事ですね。

 11月の御朱印。見開きサイズは、童謡『 大きな栗の木の下で』をモチーフに取り入れました。大きな栗の木の下で、カエルさんが演奏しながら歌を唄い、ウサギさんは振り付けをしています。
 標準のサイズは、黄色に色づいたイチョウの葉の舞う中、ウサギさんとカエルさんが松茸狩りをしています。
(松茸が分かりにくいですが・・・)
 朝夕が涼しくなり、過ごしやすくなってきましたね。紅葉が綺麗な季節になりました。早いもので来月はもう年末ですね。少しづつ皆様に平穏な日常が戻ってくることをお祈り申し上げます。

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