屋台改修完了のご報告
御坂神社保存会では地域文化財総合活用事業の一環として、国からの補助金を活用させて頂き、春祭りの屋台の改修をさせて頂いております。令和3年は旧志染中屋台の金具部分の痛みが目立っておりましたので、この金具を再メッキを致しました。
この度、無事に金具の改修工事が完了しましたので、ご報告させて頂きます。
今回、金具の改修をした屋台は、志染中地区が昭和2年(1927)の『昭和の御大典』に購入し、現在まで改修・補修を繰り返し、春の例大祭では氏子10地区の持ち回り(神番制)で奉納をしています。100年近く経つ旧志染中の屋台は、土露台に彫刻が施された古い屋台の形を残しており、現存している屋台では、市内でも貴重な屋台といわれています。
毎年少しづつ手を加えておりますが、金具部分は購入当時のままで、経年劣化によるメッキが剥がれた状態のままで使用を続けていました。この度、再メッキしたことで輝きを取り戻し、古いですが綺麗な屋台になりました。今年の春祭りは、兵庫県下の新型コロナウィルスの感染状況から、屋台を出せるか判断の難しい状況ですが、屋台を皆様の前に出せる状況になれば、綺麗になった金具を御覧になって頂ければと思います。