3月(弥生)月替わり御朱印のご案内
三月の和名は『弥生(やよい)』
一年の中で節目となる日を『節句』といいます。伝統的な年中行事を行う暦の節目の日を指し、縁起が良いとされる奇数が重なる【五節句(人日・じんじつ〈一月七日〉、上巳・じょうし〈三月三日〉、端午・たんご〈五月五日〉、七夕・しちせき〈七月七日〉、重陽・ちょうよう〈九月九日〉】は特に重要視され、穢れを祓う行事が行われてきました。三月三日の上巳は、もともと三月最初の巳(み)の日を指します。この時期は、桃の花が咲くことから『上巳の節句』・『桃の節句』とも呼ばれてきました。
雛祭りの「雛」は、元々は「ひいな」と読み、小さい愛らしいもの全てをさす言葉です。
現在は雛祭りは女の子の成長と幸せを願う行事ですが、昔は「流し雛」という、草や葉っぱや紙で作った人形(ひとがた)を川や海に流す厄払いの行事でした。この流し雛は、草や葉っぱや紙で体を撫でながら、「わたしの穢(けが)れをもらってください」「病気をもらってください」「自分に降りかかる災いをもらってください」などの思いを託し、それを川や海に流しました。この流しびなの風習は、もともとは男も女も年寄りも子供も区別なく、三月上旬に行われていました。これが雛祭りの原型となっています。
三月の見開きサイズは、今月は雛祭りという事で男雛、女雛を配しました。そして、大国主さまとウサギさんが手に持っているのはマスク。今月13日からマスクの着用は個人の判断に委ねられる事に決まりましたね。コロナが国内で広がり4年目になり、これまで皆さんはいろんな面で生活を制限され我慢を強いられてきました。まだコロナ禍は続いていて日本ではマスクから解放されるのはもう少し時間が掛かると思いますが、コロナ禍の中、やっと一つ前に進んだ感じがします。大国主さんもそれを喜んでおられます。カエルは、マスクを取った後もキチンとうがいをして感染対策をしています。
通常サイズもウサギさんはマスクを取って喜んでいますが、カエルさんは・・・花粉症ですかね 笑