虫干し
8月28日。
この日は、御坂神社太鼓保存会の皆さんに集まって頂き、春のお祭りに出される屋台の虫干しがありました。
お祭りの屋台を飾る装飾品は、彫刻を施されたものや刺繍を施されたものがあります。これらのものを年に一度、風を通し虫干しをします。
夏の土用の頃に行うことから、土用干しともいいます。
当初は8月の初旬に予定していましたが、参加者人数、天気の状況等々で順延になり、この日になりました。
当日は半数以上の保存会の皆さんが参加してくださり、午前中に飾りものを風通しのいい日陰に出して数時間虫干しをしました。
お昼には一旦解散をして、夕方ごろ集まって取り込みをしました。
今年の春のお祭りもコロナの影響で屋台は出せず、保存会のメンバーも集まる機会がありませんでした。久々に集まったメンバーの話の中心はやっぱり『お祭り』でした。
昔から続けられてきたお祭りで、もう三年も屋台を出すことが出来ない状態が続いています。屋台だけではなく獅子舞も出せていません。
地域のお祭りがこれからどうなってしまうのか危機感を感じていましたが、そんな中でも御坂神社にはこうして若い人たちがいつでもお祭りが出来るように、管理と準備をしてくれています。来年の春祭りにはこの屋台が出せる状況になっていることを願っています。
保存会の皆さん、暑い中、本当にありがとうございました。