8月(葉月)御朱印のご案内
8月は旧暦では「葉月(はづき)」と呼ばれます。
旧暦の8月は、新暦の8月下旬から10月上旬ころ。旧暦名は、木の葉が色づき落葉が始まる「葉落月」が転じて「葉月」になったという説があります。
8月には「お盆」があります。お盆はどちらかというと仏教的な行事で神道には直接関係はありませんが、一般的には、自分たちのご先祖や亡くなられた家族の霊を家に迎える大切な行事ですので、お盆について少しお話させて頂きたいと思います。
お盆は、正式には「孟蘭盆会(うらぼんえ)」と言います。お釈迦様の弟子であった目連(もくれん)という僧侶が物をむさぼる慳貧(けんどん)という罪で地獄の餓鬼道に堕ち、逆さまに吊るされて苦しむ母を助けようとして、釈迦に教えを請(こ)うたところ、7月15日に多くの高僧を供養するようにいわれ、そのようにしたところ母が救われたという故事に由来します。しかし、目連が母を救ったのは個人的な救済であるのに対し、日本のお盆は、家ごと、村ごとなどの集団的な祈願供養でした。
日本のお盆には、遠く離れた親族が集まり、食事などを取りながら亡くなった家族の思い出を話し、身内で記憶を繋いでいきます。このような機会に亡くなったおじいちゃん、おばあちゃん、また亡くなられた家族の話を話題にして思い出すことは、まだ知らないお孫さんや他の身内の人たちにとっても大事な事だと思いますね。
8月の御朱印は、通常サイズは、夏の暑い中ウサギとカエルは扇風機で涼んでいます。暑さの苦手なカエルはウサギにもうちわで扇いでもらっています。 見開きサイズは、夏祭りをテーマにしました。コロナ禍で中止されていたお祭りも、少しづつ再開される地域も出てきていますね。そんな夏祭を御朱印に取り入れました。お祭りと言えば、かき氷🍧ペンギンさんからかき氷が届けられ、ウサギとカエルが喜んで(びっくりして?)います。
古事記御朱印は7月に引き続き、「八岐の大蛇退治」の場面となります。
今年の夏もこれから暑い日が続きそうです。皆さまもコロナにも気をつけながら熱中症対策もして頂きますよう、ご祈念を申し上げます。