細目 大年社 夏祭り

7月24日。
氏子の志染町細目地区に鎮座する大年神社の夏の豊穣祈願祭を執り行いました。

御坂神社の由緒によると、この細目地区は、天正年間、秀吉の三木城攻めの際、神社も兵火にかかり焼失をしてしまいました。その後、一旦この細目の地に神社を遷し、今の御坂に遷されたと伝えられています。
 その地がこの場所かは定かではありませんが、細目地区の大年神社は小高い山裾に建てられ、境内には大年社の他にも大小九社のお社に神様が祀られています。拝殿も昔の割拝殿で境内も太古を思わせるとても趣きのある神社です。

 今年は神事の後の直会(なおらい)が出来るかと思っていましたが、残念ながら直会は中止となりました😓神事の後、少しだけですが地区の皆さんとお話しが出来て良かったです。

同日、志染町高男寺地区の大年社、住吉社でも豊穣祈願祭がありました。

細目    大年社(おおとししゃ)
鎮座地   三木市志染町細目247番地
ご祭神   大年御祖神、八戸掛須御諸神、大物主神、葦原志許男神、皇大神 訶遇突智命、埴山姫(はにやまひめ)命

祭礼日 7月23日前後

由緒

このお宮は、山の中にひっそりと佇みとても歴史を感じる趣深いお社です。細目の大歳社はご祭神として大歳御租神をお祀りし、歴史は、今から約470年前の天文十三年(1545)九月十五日の創建と伝えられています。境内には、大歳社の他に御坂社を含め9つのお社がお祀りされています。
この細目は昔は和田(わだ)と呼ばれ、縮見屯倉(しじみのみやけ)があり、都から派遣された忍海辺造細目(おしぬべのみやつこほそめ)が勤めていた土地でした。(※屯倉:朝廷の直轄領。大和朝廷の直轄領から収穫した稲米を貯蓄する倉)

また、地元の窟屋の金水でも有名な、億計、弘計(おけ、こうけ)の二皇子がこの地、和田(細目)でお過ごしになり、その御徳を尊び、地元の方が大歳御租神を奉齋しお社が建てられたと伝えられています。

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