井上 天満社 夏祭り

7月25日。
この日は志染町井上地区に鎮座する‘’井上天満神社‘’の豊穣祈願祭が執り行われました。

井上天満神社は志染地区で唯一、学問の神様 菅原道真 をお祀りする神社です。毎年、子供たちが参列し合格祈願、学童祈願祭が執り行われます。
志染地区も子供の数は減っていますが、拝殿には毎年子供たちの書いた絵馬が掲げられています。

コロナが無ければ、村の役員の皆さんが集まり、神事後の直会では地区の皆さんと色々なお話が聞けるところでしたが、残念ながら今年も中止となりました。

この夏もまたコロナが広がっていますが、日本の各地でお祭りが再開されています。昔から続くお祭りは私たち日本人にとって意味のあるもので、このまま出来ない状況が続くことに強い危機感を感じています。田舎は高齢者が多いので慎重に考えていかないといけませんが、これから先、形を変えながらでも皆が参加して祭りを楽しめる方向で考えていければと願っています。

井上 天満社(いのうえ てんまんしゃ)

鎮座地   三木市志染町井上343番地

ご祭神   菅原道真(すがわらのみちざね)、 大歳御祖神、皇大神

由緒

天満社の歴史は今から480年前の後奈良(ごなら)天皇の御宇天文元年(1532)の創建と伝えられている。大正11年に同村に祀られていた大年神社と皇大神社が合祀され、今の形となった。
 天満社は志染の里の中では唯一学問の神様を祀る神社で、交通網の発達していなかった昔は、村人以外からも近隣から参拝者が数多く参られたと記録されている。昔に定められていた例祭日(6月25日)には、当時、井上地区が所有していた布団屋台も繰り出し、大変賑やかだったとも記録されている。
 この天満社では、1月の第2日曜日と7月に例祭に併せて子どもたちの成長を願う学童祈願が執り行われる。


 地区の井上の地名の由来は、「ここの井」の上の集落の意である。井上地区の下に志染川(しじみがわ)が流れているが、この川の近くに「ここの井」があったことになる。つまりは、湧き出た水溜りがあったということ。古代の話である。このように、井の上にあることから「井上」と呼ばれるようになった。ここに集落が出来て、後奈良(ごなら)天皇の時代、天文元年(1532年)に菅原道真を祀る天満神社が創建された。また、同地区に行基菩薩の作という子安地蔵(通称:千体地蔵)があるが、この集落が古くより拓かれたことを物語るものである。

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