御坂鎮守社、愛宕社合祀(ごうし)祭

7月3日。
愛宕(あたご)社【御坂地区】例祭

この日は地元御坂地区に祀られる鎮守社と愛宕社のお祭りがありました。毎年、この時期に行われ、地域の五穀豊穣と皆さんの安全を祈願します。

地区の高台にある愛宕社は、数年前から一人の氏子さんが中心となってボランティアで木や花を植えたり少しづつ整備をして下さっています。
今では境内にベンチなども置かれて、皆さんが休憩の出来るようになっています。

毎年、鎮守社と愛宕社の2カ所でそれぞれお祀りをしていましたが、地区の皆さんと話合い愛宕社も綺麗にされている事もあって、今年から鎮守社を愛宕社を合わせてお祀りする事となりました。(※合祀(ごうし)と言います)

時代の流れで仕方がないですが、今後の地区の皆さんの負担なども考え、これからは愛宕社の一カ所に神様を集めてお祭りをする事となりました。

今日は鎮守社に於いて神様の御霊をお遷しする神事を行い(※遷座祭(せんざさい)と言います)、愛宕社で新しく合わせられた神様と一緒に地区の安全と繁栄をお祈りしました。

御坂愛宕社
鎮座地 三木市志染町御坂字老谷783番地

祭礼日 7月初旬~中旬頃

ご祭神
訶遇突智神(かぐつちのかみ)
大歳御祖神(おおとしみおやのかみ)

由緒
御坂地区の愛宕社のご祭神は、訶遇突智(火具土)(かぐつち)神、大歳御租神(おおとし みおやのかみ)。

訶遇突智(火具土)は火の神様、大歳御租神は、稲作・五穀豊穣の守護神で、また、家内安全、家運繁栄の神様です。
 この神社の創建年月は不詳ですが、本殿にお祀りされている御祈祷神符には、『奉再建 享和元年(1801)辛酉歳』と書かれていることから、それ以前の創建と考えられます。

 伝えられるところによると、この神様は、徳川の時代に村人が伊勢神宮に参宮し、その折、山城國の愛宕神社より勧請したと言われています。

もとは、訶遇突智神だけをお祀りしていましが、明治39年4月16日に、同じく御坂地区に祀られていた、大歳社を合祀(ごうし)しました。

 昔は、お祭りの日が毎年6月24日と決められ、この日の夜に村人全員で提灯行列を行い、賑やかに祭祀を執り行っていました。

また、昔の社殿は現在よりもずっと山奥で祀られていましたが、30年ほど前に今の場所に遷されました。

祭礼日は7月初旬~中旬に薬師堂東側にある『鎮守社』の豊穣祈願と併せて行われましたが、令和4年7月3日に御坂鎮守社が愛宕社に合祀されました。

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